中古のレンズで「バルサム切れ」という言葉を聞いたことはあってもそれがどんな状態を示すのか。いろいろと検索しても出てきませんよね。「クモリ」って言葉も出てきますが、それと、バルサム切れの関係も示されないことが多いようです。
中古レンズ屋さんの店頭でレンズの状態を確認しても、見慣れている人でも見逃してしまうようなこともあります。
店頭でLEDライト持ち込んで確認している人なんか目撃したこともありませんし、私自身も買う気満々で中古カメラ屋さんに行くことはほとんどなく、気ままに立ち寄って「出会い」を楽しんでいる程度です。
最近はヤフーオークションでレンズを手に入れることも多いのですが、知識があってもなくても、「クモリ」や「バルサム切れ」がどんな状態なのかキチンと認識していないで出品している人も多いわけで、結局は買ってみて現物確認するまでは本当のことは分からないのです。
最近買ったレンズで分解しない状態でバルサム切れが分かる写真を撮ってみましたので、紹介しておきたいと思います。
中古でバルサム切れしていない個体には出会わないのではないかと言われているレンズですね。
このレンズもヤフオクで送料込み3101円で入手したもの。
カビなどは皆無でぱっと見はすごくきれいです。
絞りの動作が若干ぎこちない感じなところが問題ではありました。
リア側のレンズもすごくきれいです。
このレンズは後玉の一番外側から数えて3枚目のレンズといいますか、3群目の内側のレンズですが、それがクモッています。どのレンズが貼り合わせレンズなのかの構成が分かると確認する時の参考になります。
これがいわゆる「バルサム切れ」という奴で、結果的にクモって見えるわけです。レンズを貼り合わせている接着剤の剥離や変質が原因です。
最近はこれを剥がして清掃した上で再度張り合わせて修理するという猛者もいらっしゃるようですが、私はそこまでの勇気は持てないでいます。
これは貼り合わせレンズはありますが1.4とは違って、バルサム切れの個体はあまり存在しないと言われているレンズです。しかしながらその珍しいバルサム切れのレンズを入手してしまいました。同じくヤフオク入手で送料込み2897円でした。
前から見た状態も後ろから見た状態も結構良い状態のレンズではあります。
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