玄箱で遊ぶことは厳密に言えば組込みではないと思います。いろんな方たちが既に環境構築の手順をまとめていて、それを利用するだけという環境になっているからです。
手許にある玄箱HGのdebian化について自分用にまとめておきます。
※201101現在debianはetchまでのサポートが打ち切られていて、souces.listが使えなくなっています。またDebian化簡単キットのサイトリンクも切れていますので、自前のサーバに一部ファイルをコピーして内容の整合性について若干の補正を行いました。(2011/01/15)
- ラトルズ刊の「玄箱で遊ぼう!!」の暫定ウェブサイト(のコピー)からDHCP対応の玄箱Debian化簡単キットをダウンロード
- ダウンロードしたパッケージのファイル名をimage.zipに変更
- 玄箱HG用のアップデータをダウンロード
- アップデータのimage.zipを上記のファイルと置き換える
- 玄箱HGをEMモードで立ち上げる
- 玄箱HGを再起動してPCでセットアップ(KuroBoxSetup.exe)を実行
- debian3.0(woody)のままではapt-getのsources-listが本日時点で矛盾していたので、小手先の変更は行わずにこちらの手順でdebian3.1(sarge)にしてしまう
- cd /lib/modules;ln -s 2.4.17_kuro-box 2.4.17_mvl21
- touch -t 0412250000 /etc/modules.conf
以上の手順で最低限の環境構築は出来てしまいました。すごく簡単。
最低限の開発環境は以下の手順で追加。
- apt-get install gcc
- apt-get install libc6-dev
- apt-get install g++
- apt-get install ssh
- /etc/ssh/sshd_configのPasswordAuthenticationをyesに変更
- apt-get install less
- apt-get install wget
- apt-get install locales
- dpkg-reconfigure locales
- /etc/proftpd.confのServerTypeをinetdからstandaloneに変更
- /etc/proftpd.confのLsDefaultOptionsをコメントアウト
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