少し前ならヒカルの碁、最近はハチワンダイバーというマンガが流行っています。
前者は囲碁、後者は将棋の世界を舞台にしたマンガです。
片やアニメ化、片やドラマ化がされていることでも有名ですね。
どちらにも共通するのは一般の人たちからは何をやっているのか分からない世界を一般の人たちが楽しめる作品に仕上げたところです。
一般の人たちから分からない世界ということでは組込みソフトウェアに限らず、ソフトウェアの開発を行うという仕事の内容も同様です。地味な設定だけど楽しめるソフトウェア開発業界の話を作れないかなと大昔から考えてはいるのですが、なかなか思いつきませんね。
実はハチワンダイバーの主人公が「ダイブ」して将棋盤に「潜る」という表現はソフトウェア開発時のタスク間連携のイメージやプロセッサ間の連携のイメージ、処理実行のクリティカルなタイミングをシミュレーションしているイメージなどにつながるものがあります。普通の職業プログラマは多分「潜る」ことは出来ていないのだと思いますので、そういう意味では非常に興味深い表現だと思っています。
恐らく20年前のエンジニアの8割は「潜れて」いたと思いますが、最近のエンジニアは2割程度しか「潜れて」いないのではないかと思います。単純な他人の作ったプログラムを解析することすら出来なかったり、尻込みする若い人が目立つようになってきたように思います。
セコメントをする