組込みLinuxCPUモジュールとその開発キットを購入してみました。 デバイスドライバーズという会社が販売しているEddy-DK V2.1というものです。
ESEC開催中に現在の価格の半額で購入しました。
購入してから1ヶ月以上も放置していたので、一応電源を入れてみたというわけです。
これは以下の構成になっています。
CPUモジュールは写真の赤丸の内側の部分です。
AndroidもLinuxベースですが、あちらはGUIありきのシステムです。一方、Eddy CPUのようなシステムは同じLinuxベースでも本体にUIを搭載しないことが前提の機器向けです。 開発用ベースボードには表示器やマトリックスキーボードなどもついていますが、製品化する場合には必ずしも必要ではありません。CPUモジュール用のコネクタを用意して電源供給や必要なI/Fを接続するだけであれば、機器は小型にできます。まあ、用途的には産業用が合いますので、筐体が小型過ぎる必要もなく、ラックマウントできる程度の大きさは許容できるでしょう。
CPUモジュールにはLinuxもインストール済みで、HTTPサーバなどを含めたサーバが動作するようになっており、HTTPアクセスで本体にアクセスすることができます。 特定のポーティングなどを行わない状態でもポートのセンスなどを行ってHTTP経由で通知することなどは可能だと思われます。 どちらかと言えばセンサーを繋いでログを採るなどの用途があっています。
しかも、特定の機器を開発するために専用のH/W設計を省いて開発期間を短くすることと、少ない数しか生産しないような機器開発に向いているといえるでしょう。
おまけのUSBメモリを挿して、マウント後にdmesgの内容を書き込んでみました。
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